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2005年 09月 06日
ジャズが聞こえる映画あれこれ
「ローラ殺人事件」Laura (44)
監督は「黄金の腕」「成功の甘き香り」のジャズ感覚派のオットー・プレミンジャー
この人の監督作品は、タイトルをソウル・バスに作らしたことでも、映画史に貢献しています。

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主題歌の「ローラ」は、ジャズ・バラードのスタンダードで、ジーン・ティアニーのイメージが
強烈ですけど、フランク・シナトラが最高、ジュリー・ロンドンのハスキーも幻想的です。

「成功の甘き香り」Sweet Smell Of Success (57)
チコ・ハミルトンクインテットの演奏シーンが出てくるので、ジャズファンは必見です。

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57年はマイルスの「死刑台のエレベーター」「大運河」とかフランス映画でジャズを使われて
いたので、シネ・ジャズといえばヌーヴェルヴァーグの時代なんですけど、
本場アメリカでも「或る殺人」「アメリカの影」など、ジャズは良く使われている。
音楽はエルマー・バースタインで、映画のジャズ的なものを書かせたらピカイチの人。
このアルバムはいまだ未CD化!

「或る殺人」Anatomy Of A Murder (59)
これまたオットー・プレミンジャー監督作品、そして音楽は、デューク・エリントン

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主題歌の♪I'm Gonna Go Fis は、ペギー・リーが作詞もしている。
ある日突然、エリントンからテープが届いたのが始まりだとか、このサウンドトラックは
グラミー賞を獲得している。
このアルバム・ジャケットのデザインは、ソウル・バスによるもので、LPサイズは
眺めていても飽きません。

あと、「殺される」「ティファニーで朝食を」「エバの匂い」「シャーキーズ・マシーン」
などを紹介したいと思いますが、
いぜれまた。

by masoon | 2005-09-06 00:20 | MUSIC


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