2005年 05月 04日
80年代ロック映画
きょうBSで映画「パリ・テキサス」をやるので、久しぶりにあのライ・クーダーのシンプルなボトルネック・ギターを聴いてみようと思います。
冒頭に流れるテーマ曲はほんまに強烈です。

そんなわけで、80年代のロック映画の特集です。

まずはベスト①は
ストリート・オブ・ファイヤー(84)

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この映画もライ・クーダーが音楽を担当している。
監督のウォールター・ヒルとは80年の「ロング・ライダース」からの
コンビで、古い土の匂いをモダンな感性に置き換えることに、
二人の共通しているとこが、映画のテーマを現代的に蘇らせている。
そのベスト版がこれ!

「ロックンロールの寓話」と、ウォルター・ヒルが呼ぶ映画で、
ロックシンガーの恋人(ダイアン・レイン)をギャングにさらわれ、
彼女を救出することになったヒーロー(マイケル・パレ)の話で、
ロックとアクションの展開がスピーディーで93分フルパワーで
グイグイ見せさせてくれる。

クライマックスのライ・クーダーのギターもいいけど、映画の中のヴォーカルがすべて
よしで、特にヒロイン・ダイアンレインはまさしくロック・ヴォーカリストのごとく
シャウトしている姿が悩ましい、ザ・プラターズも2曲うたっている。

ベスト②は
ドゥ・ザ・ライト・シング(89)
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80年代は再びブラック・ムービーが元気を取り戻した年代でもある。
ニューヨークのインディーから登場したスパイク・リーの出世作となった

この映画は、パブリック・エナミーの挑戦的なラップでいきなり
ストレートパンチが見るものの鼻をへし折る衝撃がやってくる。

灼熱のブルックリンで巻き起こる異人種戦争がドン!ドン!エスカレートして巻き起こる。
アメリカにとっては大問題なんやけど、日本ではここまでの暴動は
どうもピンとこない現実はあるものの、この映画を見るとやはり考えさせられる。

スパイク・リーは、MTVで鍛えた映像スタイルと音楽の使い方で、
アカペラのTAKE6、キース・ジョン、テデ・ライリー・フィーチヤリング・ガイ
スティール・パルス、アル・ジャローなど、映画の中で持ち歩くラジカセから
さりげなく流れてくる。
聞き物はサルサ界の大御所ルベーン・ブラデスが登場するところ、やはりNYです。
この現代のニューヨークをアートな感覚と異種格闘技の様相の音楽対決!
スパイク・リーの本性をこの映画から充分読み取れる傑作!

スパイク・リーが映画の中で着ているユニフォームはブルックリン・ドジャースのもの
ドジャースブルーの背番号42は、この街では伝説の重みをもっている。

そしてベスト③
ストレンジャー・ザン・パラダイス(84)
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80年代に登場した映画の中ではこの映画が
もっとも新しさを感じる映画だった。

モノクロ映像の粒子アレアレ映像が展開するそれは
まさしくインディペンデントの旗手ジム・ジャームッシュ
その人の登場であった。

映画自体が音楽の匂いプンプンで、それは監督のジャームッシュ、主役のジョンルーリー
リチャード・エドソン、みんなミュージシャンがやっているので、リズム、カッティングなどが
音楽の感性からなりたっているのですね。

映画は「新世界」「1年後」「パラダイス」の3部構成からなっている。
その「新世界」はジャームッシュが、「パリ・テキサス」の助監督をしてるころに、ビム・ベンダースから、余った生フィルムをもらって作り上げた一篇、なんとなくモノクロの情景は似てなくもない。またこの不思議な画面に音楽がまとよく似合っている。
演奏はザ・パラダイス・カルテット。
そしてスクリーミン・ジェイ・ホーキンスの♪アイ・プト・ア・スペル・オン・ユーが渋くラジオから流れてくるのも聞き逃せない。
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by masoon | 2005-05-04 12:28 | MOVIE


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